チャッキバルブは、流体の流れを常に一定方向に保ち、逆流を防止する機能を持つバルブです。ジスクは、流体圧によって押し開かれる状態になりますが、逆流するとジスクが背圧によってボデーのシートに密着して、逆流を防止するものです。このバルブには、三つの代表的な形式があります。
■スイングチャッキバルブ
円盤状のジスクの一端を「蝶つがい形式」にして、ボデーなどに吊るし自由に動く構造で、圧力損失が小さく、流体が流れやすい構造です。水平配管はもちろんのこと、縦配管(下から上向きに流れる)にも使用できます。
■リフトチャッキバルブ
グローブバルブからステム、ハンドル、その他開閉操作部分を取り外し、蓋をした構造です。流体抵抗が大きく、小さい口径のものが主です。
■ウエハチャッキバルブ
ボデーがウエハー形をしており、従来の衝撃吸収式逆止め弁と比較し大幅な薄型・軽量化を実現。薄型ボテーでありながらバイパス回路を内蔵や、優れた封止性を持つなど、多機能・高性能な衝撃吸収式逆止め弁です。